過去に執筆した、文章とか…を紹介するページ



佐藤豊の技術講座(1980〜1981)

・拡散転写システムによる文字・地紋合成方法
・描き文字風ヘッドラインの簡単な作成法
・シャドー文字作成法
・仕事の幅を広げる手作りの文字盤
・色物の原稿を恐れるな
・代替えレンズで原稿を変形する
・身近な素材で原稿を変形
・地紋で描く文字と絵
・便利なドライトランスファ製品(1)
・便利なドライトランスファ製品(2)
・便利なドライトランスファ製品(3)
・簡単な白抜き原稿作成法(1)
・簡単な白抜き原稿作成法(2)
・プリンター無用の密着焼き技法

印刷之世界社が発行していた月刊の「写植タイムス」に連載した記事。
当時この会社の記者だった佐藤章さんと立案した企画だったが、毎月となると大変で約1年で私が持っているノウハウは出尽くしてしまい、本来の仕事も忙しくなってきたため、やむなく終了した…。
毎月、お酒を飲みながら章さんと内容について語り合った事がとても懐かしく、あの充実した時間がとても貴重だったことがわかった…。
画像の順番が掲載日付順になっていないが、ご容赦ください。



漢字分類字典(1990.2〜1992.5)

書体のデザインは、文字の構成要素がある程度同じに見えなければ成立しない。
たとえば「女」という要素が含まれる文字が、どのくらいあるかを知る必要が出てくる。
そこで、当時使っていたMacintoshのハイパーカードというアプリで、構成要素ごとにそれが含まれる漢字のすべてを表示できるような「漢字分類字典」というデータベースを作った。
カードの枚数は全部で1500枚ぐらいか…。
つまりJIS第二水準までの6355の漢字に、約1500種類の構成要素があるということ…。
こんなに手間をかけてデータベースを作ったのは、ひと文字ごとのレタリングではなく、ひと揃いの書体をつくっている…という意識があるから…。
統一されたデザインのフォントセットをつくるためには、こうした手続きがどうしても必要だった。
このデータベース制作に何年も費やし、その間は書体制作ができなかったが、後にルイカ書体を作る時とても役に立った…と思う。
このハイパーカードというアプリは現在のOSでは動かないので、このデータベースは古いMacintoshの中で眠っている。



監訳:イラストレーター5.0J見ながら入門(1995)

書体デザインの仕事をデジタル化するため、この数年前からAdobe社のイラストレータというアプリを使いはじめていた。
そのアプリの解説書が日本で出版されるということで、日本語訳の監修を依頼された。
翻訳された文章のプリントに、肉筆でアカを入れる作業は面倒だったし、他人の文章を添削するのも難しかった…。
そして、ついでに表紙のデザインもお願いしますと言われて、がっかりした思い出がある…。
仕事の途中で、報酬を増やさず作業を増やすのって大嫌いだぞ〜(それでケンカ別れしたこともある)。



こうならなければイケナイ!(1997) AGFA PUBLISHING AWARD受賞


日本アグファ・ゲバルト社が、ワイアード(WIRED)と協力して開催した「AGFA HYPER AWARD CONTEST」に応募した提案です。
全文はこちらで見ることができます。
受賞の賞品としてAGFA社の高品位なスキャナーが贈られてきたが、私にはオーバースペックだったので、関西方面の人に売却してしまった…。



荒川桜並木のネーミング(2017) あだち五色桜の散歩みち

・2017年4月19日 読売新聞江東版
・2017年3月5日 足立朝日
・2018年4月13日 読売新聞江東版

・2017年1月7日 東京新聞都心版
・2017年1月20日 足立よみうり
・2017年1月7日 東京新聞したまち版

扇大橋近くの荒川の土手に、植樹によって作られた458本の桜並木がある。
2009年、江東区から足立区に移転してきた私も、この桜のオーナー制度に応募しウチの桜も1本植わっている。 
そして2016年、この場所の愛称募集が行われ私の応募作が採用になった。
応募時は「五色桜の散歩みち」だったが、役所側から「あだち」の文字を加えたいと要望があり、長電話がキライな私はしぶしぶ承諾したのだった…。
頭に地名が入ると、全国にある〇〇銀座のように二番煎じ感があり、ダサいと思うんだけどね…。

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