過去に執筆した、文章とか…を紹介するページ
印刷之世界社が発行していた月刊の「写植タイムス」に連載した記事。
当時この会社の記者だった佐藤章さんと立案した企画だったが、毎月となると大変で約1年で私が持っているノウハウは出尽くしてしまい、本来の仕事も忙しくなってきたため、やむなく終了した…。
毎月、お酒を飲みながら章さんと内容について語り合った事がとても懐かしく、あの充実した時間がとても貴重だったことがわかった…。
画像の順番が掲載日付順になっていないが、ご容赦ください。
書体のデザインは、文字の構成要素がある程度同じに見えなければ成立しない。
たとえば「女」という要素が含まれる文字が、どのくらいあるかを知る必要が出てくる。
そこで、当時使っていたMacintoshのハイパーカードというアプリで、構成要素ごとにそれが含まれる漢字のすべてを表示できるような「漢字分類字典」というデータベースを作った。
カードの枚数は全部で1500枚ぐらいか…。
つまりJIS第二水準までの6355の漢字に、約1500種類の構成要素があるということ…。
こんなに手間をかけてデータベースを作ったのは、ひと文字ごとのレタリングではなく、ひと揃いの書体をつくっている…という意識があるから…。
統一されたデザインのフォントセットをつくるためには、こうした手続きがどうしても必要だった。
このデータベース制作に何年も費やし、その間は書体制作ができなかったが、後にルイカ書体を作る時とても役に立った…と思う。
このハイパーカードというアプリは現在のOSでは動かないので、このデータベースは古いMacintoshの中で眠っている。
書体デザインの仕事をデジタル化するため、この数年前からAdobe社のイラストレータというアプリを使いはじめていた。
そのアプリの解説書が日本で出版されるということで、日本語訳の監修を依頼された。
翻訳された文章のプリントに、肉筆でアカを入れる作業は面倒だったし、他人の文章を添削するのも難しかった…。
そして、ついでに表紙のデザインもお願いしますと言われて、がっかりした思い出がある…。
仕事の途中で、報酬を増やさず作業を増やすのって大嫌いだぞ〜(それでケンカ別れしたこともある)。
日本アグファ・ゲバルト社が、ワイアード(WIRED)と協力して開催した「AGFA HYPER AWARD CONTEST」に応募した提案です。
全文はこちらで見ることができます。
受賞の賞品としてAGFA社の高品位なスキャナーが贈られてきたが、私にはオーバースペックだったので、関西方面の人に売却してしまった…。
扇大橋近くの荒川の土手に、植樹によって作られた458本の桜並木がある。
2009年、江東区から足立区に移転してきた私も、この桜のオーナー制度に応募しウチの桜も1本植わっている。
そして2016年、この場所の愛称募集が行われ私の応募作が採用になった。
応募時は「五色桜の散歩みち」だったが、役所側から「あだち」の文字を加えたいと要望があり、長電話がキライな私はしぶしぶ承諾したのだった…。
頭に地名が入ると、全国にある〇〇銀座のように二番煎じ感があり、ダサいと思うんだけどね…。